第1期決算を迎え、分配金も決定
大和住銀投信投資顧問株式会社は17日、同社の取り扱う「オーストラリア高配当株プレミアム(毎月分配型)」について、同日第1期の決算を迎えたことを発表、分配金の決定などについて、レポートを公表した。
それによれば、運用環境や基準価額水準等、総合的に勘案した結果、分配金は120円(1万口当たり・税引前)に決定したという。2012年7月30日のファンド設定時に比べ、豪ドルは円に対しやや下落したものの、オーストラリア株式市場の上昇などからファンド基準価額は上昇し、設定来で+3.4%(分配金再投資基準価額ベース)を記録した。
基準価額は17日時点で10,221円、純資産総額は251億円となっている。構成をみると、組入資産でオーストラリア・エクイティ・インカム・ファンド・プレミアムクラスが97.6%を占め、短期金融商品等が残りの2.4%を占めるものとなっている。
(ファンドレポートより参考図)
豪株式市場は今後も堅調に推移か
オーストラリア株式市場は、設定月の7月以降、欧州債務問題の解決へ向けた動きに対する期待や米国の追加緩和策の観測などから、上昇をみせた。その後、中国の景気減速懸念からやや上値の重い展開となったものの、10月2日にオーストラリア準備銀行が0.25%の利下げを決定したことが、プラス要因となり、翌日のS&P/ASX200指数は年初来高値を更新している。
大和住銀投信投資顧問では、資源セクターなどの減速懸念はあるものの、オーストラリア経済が相対的に好調であることから、同株式市場は今後も堅調に推移するものとみている。またオーストラリア準備銀行は、今後も緩和的な金融政策を継続するものとみられているといい、その点も市場を下支えする要因となるとしている。
豪ドル円相場についても、今回やや下落とはなったが、先進国の中では依然とした高い金利水準を維持しており、今後底堅く推移することが期待されるとした。
大和住銀投信投資顧問 臨時ファンドレポート
オーストラリア高配当株プレミアム(毎月分配型)
http://www.daiwasbi.co.jp/column/etc/pdf/オーストラリア高配当株プレミアム(毎月分配型)ファンド情報
http://www.daiwasbi.co.jp/products/search/fund_data/