三井住友信託銀行にて11月8日募集開始
日興アセットマネジメント株式会社は23日、新ファンドとして、追加型投資信託「アジア社債ファンドAコース(為替ヘッジあり)/Bコース(為替ヘッジなし)」を設ける方針であることを発表した。三井住友信託銀行株式会社にて、11月8日より募集を開始するという。
設定日は11月21日を予定し、同日よりの運用開始とする。主に日本を除くアジアの国や地域の企業などが発行する米ドル建ての社債に投資を行い、インカム収益の確保と信託財産の成長を目指していくという。
Aコースでは為替ヘッジを実施し、為替変動リスクの軽減を図る。Bコースでは為替ヘッジを行わず、為替変動の影響を直接受けることから、円安時には為替差益を得ることができる。いずれも毎月の収益分配を行うことを目指す。
(発表資料より参考グラフ)
市場拡大傾向で総じて魅力の高いアジア社債に注目
アジア経済が拡大するなか、アジア企業の社債への投資には、広く注目が集まっている。企業の信用力によるばらつきはあるものの、アジア社債は総じて魅力的な利回りの水準にあり、市場も大きな拡大傾向だ。
この拡大傾向の背景には、国営企業の民営化や資金調達の活発化、市場の成長とともに増大する資金流入などがあるとみられており、市場規模の拡大とともに流動性も向上している。また、日興アセットマネジメントでは、近年アジア諸国の信用力も改善傾向にあり、これがアジア社債の格付改善にもつながると見込まれるとしている。
よってアジア社債への投資は、金利収入と債券価格の上昇が期待され、現在魅力のあるものだという。なお、このファンドの運用は、日興アセットマネジメントグループの一員であり、約30年におよぶアジア資産運用実績を有する、日興アセットマネジメント アジア リミテッドが行う。
日興アセットマネジメント お知らせ
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