基準価額は21,544円、設定時の2倍以上に上昇
三井住友アセットマネジメント株式会社は同社が運用する「アジア好利回りリート・ファンド」がアジアリートで初めて純資産総額1,000億円を突破したことを発表した。
「アジア好利回りリート・ファンド」は主として日本を除くアジア各国・地域の取引所に上場している不動産投資信託(リート)を主要投資対象としたファンドだ。国内で設定されているアジア・オセアニアリートで構成されるファンドの純資産総額の約7割を占めており、その規模は国内随一となっている。
中間所得者層の大幅な拡大をベースとしたアジアの経済発展や不動産市場の成長を見込んで、2011年9月末に基準価額10,000円で設定された。
投資に対する利益率も順調に推移し、2014年11月5日には税引き前分配金再投資基準価額が設定時の2倍以上である21,544円に上昇した。
また、分配実績は設定来で累計7,350円(~2014年10月14日)に達し、期毎の分配金額(1万口当たり、税引き前)も2014年10月より180円から200円へ上昇している。
時価総額合計約15兆円のアジアのリート市場
「アジア好利回りリート・ファンド」は、今後も経済の高成長が期待されている香港リート、ASEAN諸国・中国・オセアニアなど幅広いエリアに投資しているシンガポールリート、流動性が高く、配当利回りが高水準なオーストラリアリートなどを主要投資対象としている。
グローバルリート市場の時価総額はサブプライムローン問題や金融危機などの影響により2008年に大きく下落したが、2009年以降回復を続け、2013年には80兆円(北米、欧州、日本、アジア・オセアニアの合計値。FactSetのデータを基に、三井住友アセットマネジメントが作成)を突破、アジア・オセアニアの時価総額はさらに拡大している状況だ。
また、2014年10月末時点におけるグローバルリートの市場規模ランキングによると、TOP10にランクインしているアジア(シンガポール、香港、オーストラリア)の時価総額合計は約15兆円となり、米国(75.0兆円)に次いで2位の市場規模となる。
配当利回り(S&P先進国REIT指数)は米国3.5%、日本3.4%、イギリス2.7%であるのに対し、シンガポール5.9%、オーストラリア5.4%、香港4.2%と、相対的に高いのも魅力の一つだ。
(画像はプレスリリースより)
三井住友アセットマネジメント株式会社ホームページ
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