市場の特異性を分析しつつ、ETFをリアルタイムで取り引きすることが可能に
金融系ソフトウェアの開発・販売などを手掛ける「インディ・パ株式会社」(東京都中央区八重洲 代表取締役 本郷 喜千)は東京証券取引所ETF(上場投資信託)の自動売買を9月18日に開始した。
同社が開発した取り引きプログラム「Aries(アリーズ)」を使用して実施され、取り引き対象は東京証券取引所に上場している日経株価指数またはTOPIXの連動型、レバレッジ型、インバース型ETFだ。
近年は株式指数先物や外国為替証拠金取引を対象としたプログラムによる自動売買の需要が高まりつつあるが、現状ではETFを取り引き対象にしたプログラムは少ない。
Aries(アリーズ)は、一般的に利用される移動平均線やMACDなどのテクニカル指標を使用せず、インディ・パ株式会社が独自に解析した日本市場の特異性や他市場のデータを分析しつつ、ETFをリアルタイムで取り引きすることができるプログラムとなっている。
様々なトレーディングテクノロジーの研究・開発を行うインディ・パ株式会社
インディ・パ株式会社は人間の感情バイアスに左右される裁量取り引きではなく、コンピュータの計算力、執行スピード、アルゴリズムによる再現性を重視した自動売買によるトレーディングを推進しており、様々な種類のアセット(資産)に関するトレーディングテクノロジーの研究・開発を行っている。
今回発表された、東京証券取引所に上場するETFの自動売買システムの他に、FX自動売買システムや大阪証券取引所でのデリバティブ取り引き(日経225及びTOPIX先物)の自動売買システムなども構築・運営されている。
他にも、数万、数十万に及ぶ取り引きレコードをもとに最適なポートフォリオをアウトプットする「ポートフォリオ計算システム」や、資金量に応じた各戦略のロット数、割当資金を自動計算する「マネーマネジメント(資金管理)計算システム」などもある。
また、インディ・パ株式会社は、選択型自動売買プラットフォーム「ミラートレーダー」を開発したイスラエル企業「Tradency社」の日本で唯一の代理店でもある。
ミラートレーダーは世界中のプロフェッショナルの投資手法を鏡に映るように「ミラー」し、ユーザーの口座を利用して、同じタイミングで金融商品を売買できるというものだ。2014年現在、ワールドワイドで約20万人以上ものユーザーが利用、世界の金融機関約40社以上に導入されている。
インディ・パ株式会社ホームページ
http://indepa.net/index.html