個人投資家が投資できるバンガードETFは計17本に
10月17日、株式会社SBI証券、マネックス証券株式会社、楽天証券株式会社の各証券会社において、世界最大級の投信会社ザ・バンガード・グループ・インクが運用する米国籍ETF3ファンドの取り扱いが開始された。
新しく追加されたファンドは、NYSEアーカ取引所に上場する米国籍株式ETFの「バンガード(R)・米国バリューETF(VTV)」と「バンガード・米国グロースETF(VUG)」、およびNASDAQに上場する米国籍債券ETF「バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)」だ。
今回の3ファンドの取り扱い開始によって、個人投資家が投資できるバンガードETF(TM)は、既に販売されている米国籍ETF12本と香港籍ETF2本と合わせて計17本となる。
低コストが魅力のバンガードETF
「バンガード・米国バリューETF(VTV)」は大型バリュー株を投資対象とした商品で、米国株式市場の大型バリュー株セグメントのパフォーマンスを表すインデックス「CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックス」に連動する投資効果を目指して運用が行われる。経費率は0.09%で、米国籍米国大型バリュー株ETFの平均値である0.30%の約1/3という低コストだ。
「バンガード・米国グロースETF(VUG)」は主に大型グロース株に投資する商品で、米国株式市場における大型グロース株全体のパフォーマンスを表すインデックス「CRSP USラージキャップ・グロース・インデックス」に連動する投資効果を目指して運用が行われる。VTVと同様に低コストを実現しており、経費率は米国籍米国大型グロース株ETF平均値0.75%のおよそ1/8以下である0.09%となっている。
「バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)」は米ドル建て以外の政府債、政府機関債、社債、および証券化された非米国の投資適格固定利付債券で構成されている「バークレイズ・グローバル総合(米ドル除く)浮動調整RIC基準インデックス(米ドルヘッジベース)」連動したパフォーマンスを目指して運用が行われる。
組み入れ証券の該当通貨の米ドルに対するヘッジ戦略が行われ、経費率は米国籍インターナショナル債券ETFの平均0.43%のおよそ1/2以下である0.20%だ。
バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社ホームページ
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