初の医療生活協同組合で実施
2013年から「金融コンシェルジュ」を実施しているNPO法人・日本FP協会は、今年3月から群馬中央医療生活協同組合が運営する「前橋協立病院(群馬県前橋市)」へファイナンシャル・プランナー(FP)を派遣する。医療生活協同組合では初の実施となる。
「金融コンシェルジュ」は、医療・介護サービス利用者のお金に関する悩みを、FPが中立的な立場から相談に乗って解決に向けた手助けを行うべく、同協会が病院や介護施設にFPを派遣している。
経済的側面をサポート
これまで東京・愛知・大阪をはじめ、全国各地の病院・介護施設へFPを派遣している。具体的には派遣先の施設内に相談コーナーを開設し、無料で主に高齢者を対象とした入院患者とその家族の、くらしとお金に関する相談を受ける。相談は、日本FP 協会が認定するFP 資格を取得したCFP®・AFP認定者で、「家計のホームドクター®」ともいえる生活者一人ひとりの課題を相談者と共に考え、経済的側面をアドバイスする。
2016年度の本事業で行われた相談内容は、介護施設入居資金が最も多く、次いで不動産運用、家計収支、金融資産運用、ライフプラン、リタイアメントプラン、保険の加入・見直しだった。