ようやく取り扱い開始「iDeCo」
大正7年創業の老舗・松井証券が、2018年3月末より個人型確定拠出年金いわゆる「iDeCo(イデコ)」の取り扱い開始を予定している。
株取引の手数料定額制などで個人投資家に人気のある同社は、2016年11月から、ほぼ20年ぶりに投資信託の取り扱いを始めた。
取り扱いファンドは、低コストのインデックスファンドを中心とし、100円から始められる積み立て投資、購入時手数料0円(一部除外あり)、ロボアドバイザーによる資産運用のサービスなど、長期的な資産形成に取り組む投資家に向けた販売方針にて、商品を提供している。
運営管理手数料は無料で、サービス拡充
今回「iDeCo」の取り扱いは、会社員、自営業者だけでなく昨年1月の制度改正で公務員、専業主婦らの利用も対象となったことで、同社の方針である個人の長期にわたる積み立て、分散投資を後押しすることに、「iDeCo」の制度が合致する点から取り扱いを始める。
iDeCo取扱商品は、「ひふみ年金」、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」「同新興国株式インデックス」など12本で、同社の運営管理手数料は無料とする。
同社では「 今後も個人投資家の利益に資するサービスの拡充に努めてまいります」と話している。