農林中央金庫のグループ会社で国 内外株式長期厳選投資コンセプトによりファンド運用を行っている農林中金バリューインベストメンツ株式会社(NVIC)は、日本の業界初となる運用会社向け基準報酬ゼロとする株式投資信託を組成し、4月1日よりSBI 証券および 楽天証券を通じて取扱いを開始する予定だと発表した。
顧客本位の投資プロダクト
同社は農林中央金庫のグループ会社で2014年に設立だが、それに先だって農林中金内の専任チームが2007年に国内株投資をスタート。2012年には米国株投資を開始していた。
短期での売買をする投資ではなく、長期保有の厳選投資をコンセプトとし、2017年には個人投資家向けの投信の運用助言も始めている。
今年4月から取扱い開始
この度のファンド「おおぶねグローバル(長期厳選)」は、長期安定的なリターン獲得を目指し、同社がこれまで選定してきた北米、欧州、日本の「構造的に強靱な企業」20~30銘柄を厳選している。
取り扱いは今年4月からSBI証券、楽天証券を通じて開始する予定となっている。
基準報酬ゼロで成功報酬
また、最大の特徴は運用会社向け基準報酬をゼロとし、これまでの運用の不出来に関わらず一律手数料を徴収する商品とは一線を画している。
これはハイ・ウォーターマーク方式を用いた成功報酬のみを運用会社が受領するもので、毎営業日に当該営業日の基準価額が、前営業日のハイ・ウォーターマークを超えた場合のみ、その超過額の10%(税抜き)を成功報酬とする。