投資信託事情通が選ぶ厳選ファンドは?
投資信託について、一般投資家の目線で考え、有用な情報を集めてブログで発信している、投資信託の事情通である投信ブロガー。毎年、彼らが支持するファンドを投票によって選び、「Fund of the Year」として表彰している「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2012」の結果発表が行われた。
これは12日、東京カルチャーカルチャーで行われたイベント「第5回インデックス投資ナイト」会場において発表、表彰されたもので、特設サイトでは10位までの結果が公表されている。
ちなみに、投票資格は2012年8月31日までにブログを開始している投資ブロガーで、投資ブロガーであるか否かは、運営委員会が判断している。投票期間は2012年11月1日から11月30日までで、対象となる投資信託は、2012年10月31日までに設定された投資信託(ETF含む)となっている。なお、海外籍ETFについては、日本の証券会社を通じて買付可能なものとされている。
投票は1人につき5ポイントの持ち点で行われ、整数であれば、好きに振り分けて投票できる。つまり、5ポイントすべてを1つのファンドに入れてもよいし、分散させてもよいということだ。
(Fund of the Yearファンド・概要報告書より参考画像)
トップの座は「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」に
発表された結果によると、第1位のFund of the Year 2012に選ばれたのは、バンガード・インベストメンツ・ジャパンの「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」。米国の外国籍ETFで、国内では楽天証券、SBI証券、マネックス証券などで取り扱われている。投票者の声では、この1本で全世界に分散投資できる点、低コストである点などが高く評価されている。
続く2位には、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「外国株式インデックスe」が選ばれた。こちらは昨年のFund of the Yearに選ばれたファンドで、惜しくも二年連続での栄冠獲得は逃したが、2位ということで変わらぬ高い支持を得ていることがうかがえる。
3位は、三菱UFJ投信株式会社の「eMAXIS新興国株式インデックス」。複数の資産クラスのインデックスファンドをシリーズ化した12本あるうちの1本がランクインとなった。
4位以下の順位は下記の通りとなっている。
・4位 「結い2101」 鎌倉投信
・5位 「ひふみ投信」 レオス・キャピタルワークス
・6位 「SMTグローバル株式インデックスオープン」
三井住友トラスト・アセットマネジメント
・7位 「ニッセイ日経225インデックスファンド」
ニッセイアセットマネジメント
・8位 「野村インデックスF・新興国債券・為替ヘッジ型」
野村アセットマネジメント
・9位 「セゾン資産形成の達人ファンド」 セゾン投信
・10位 「年金積立インデックスファンド海外新興国株式」
日興アセットマネジメント
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2012
http://www.fundoftheyear.jp/2012/バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
https://www.vanguardjapan.co.jp/content/products/