基準価額上昇
大和住銀投信投資顧問が設定・運用する「グローバル優先証券ファンド(為替ヘッジあり)」の第一期決算が2013年1月23日に行われ、当期分配金は税引き前の1万口当たりで250円となった。同日付の基準価額は11369円、純資産総額は748.65億円。騰落率は16.2%。
グローバル優先証券ファンド(為替ヘッジあり)の設定は2012年7月24日。大和住銀投資投資顧問のファンドレポートでは、ファンドが設定されて以降は高い利回りを求める投資家の資金が優先証券市場に流入したことなどを受け、優先証券の価格が大きく上昇(利回りは低下)し、ファンドの基準価額が上昇したという見解が述べられている。
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ファンドのこれから
今後の展開については、レポート内で世界的な金融緩和の動きが継続されると見られること、高利回り資産に対する需要はますます高まっていくとの予測から優先証券市場は底堅く推移すると期待している。
グローバル優先証券ファンド(為替ヘッジあり)が投資している優先証券マザーファンドの2012年12月末現在での資産内容は以下の通り。
・資産特性 直接利回り6.8%、最終利回り6.6%、デュレーション3.7年、平均格付けはBBB-。
・国別構成 フランス28.6%、イギリス27.7%、ドイツ12.5%、スイス10.5%など。
・格付け別構成 BBB格が71.7%、BB以下25.1%、短期金融商品等3.3%。
優先証券とは
グローバル優先証券ファンド(為替ヘッジあり)の投資対象である優先証券とは、このようなものだ。
日本ではなじみが薄いですが、米国ではさまざまな形態の優先証券が発行されています。一般的に優先証券は株式と債券の性質を併せ持っているといわれています。財務上は資本と認識されますが、額面・償還日・定率の利息があります。同一企業の発行する普通社債と比較して高い利息収入が得られる傾向にあります。(投信スーパーセンター用語集より)
グローバル優先証券ファンド(為替ヘッジあり) ファンドレポート
http://www.daiwasbi.co.jp/column/etc/pdf/fund_20130123投資信託用語集 優先証券(投信スーパーセンター)
http://www.toshin-sc.com/guide/culture/glossary/yu007.html