三井住友アセットマネジメント、新商品「米国ハイインカム・ローン・ファンド(為替ヘッジ型)」の運用を開始
三井住友アセットマネジメント株式会社は4月26日より、投資信託新商品「米国ハイインカム・ローン・ファンド(為替ヘッジ型)」の運用を開始した。
主に米国企業向けの貸付債権(バンクローン)に投資を行うことにより、インカム収益の確保と信託財産の中長期的な成長を目指す商品で、ファンド・オブ・ファンズ方式で運用が行われる。
メインとなる投資対象ファンドはケイマン籍外国投資信託(円建て)「パインブリッジ・シニア・セキュアード・ローン・サブ・トラスト1」で、この「パインブリッジ・シニア・セキュアード・ローン・サブ・トラスト1」はさらに、「パインブリッジ・シニア・セキュアード・ローン・ファンド Ltd. 」を通じて、米国のバンクローン等に投資を行う。
また、国内籍投資信託(円建て)「マネー・マーケット・マザーファンド」を通して、円貨建ての短期公社債および短期金融商品などにも投資が行われる。
外貨建資産に対しては原則として為替ヘッジが行われ、収益分配は毎年4月および10月の12日(休業日の場合は翌営業日)に実施される。
拡大を続けているバンクローン市場
このファンドの実質的な投資対象である「バンクローン」とは、企業の資金調達需要に応じて銀行が行うローン(融資)のことで、一般的には投資適格未満(BBB格未満)の企業に行われるものを指す。
バンクローンの流通市場は1980年代に米国で誕生し、現在も拡大を続けている。なお、外国投資信託の実際の運用は、ニューヨークを本部とし、世界26カ国・29拠点を持ち、バンクローンの運用に強みを持つ「パインブリッジ・インベストメンツ」が行う。
三井住友アセットマネジメント株式会社ホームページ
http://www.smam-jp.com/fund/pdf/157806k.pdf