大和住銀投信投資顧問、資源大国カナダに投資する新商品の運用を開始
大和住銀投信投資顧問株式会社は投資信託新商品「カナダ高配当株ツインα(毎月分配型)」の運用を開始している。カナダの株式を実質的な投資対象とした商品で、収益分配は原則として毎月17日に行われる。
株式と通貨において、コールオプションを売却し、オプションプレミアムの確保を目指す「ツインα戦略」を実施する。運用はファンド・オブ・ファンズ形式で行われ、ケイマン籍の円建て外国投資信託証券である「カナディアン・エクイティ・インカム・ファンド」などを通して、カナダ株式等に投資を行うと同時に、株価指数オプション取引や通貨オプション取引を行う。
また、大和住銀投信投資顧問株式会社が運用する国内籍新規投資信託「キャッシュ・マネジメント・マザーファンド」を通して、円建ての短期公社債等にも投資が行われる。
カナダ株式の運用は、世界約60カ国において総額約2,815億米ドル(約24兆円)の資産を運用する「プリンシパル・グローバル・インベスターズ」が行う。
ファンドの特徴、「ツインα戦略」
「ツインα戦略」は株式における「株式カバードコール戦略」と、通貨における「通貨カバードコール戦略」の2つを組み合わせたものだ。
カバードコール戦略はオプションの権利行使価格を上回る対象資産(株式など)の値上がり益を放棄する代わりに、オプションプレミアムの確保を目指す投資戦略であるが、このファンドのカバードコール戦略は、対象資産に対するカバー率を50%とすることで、株式の値上がり益および、為替差益の半分を上限なしで享受することができるという特徴がある。
また、対象資産と同水準のコールオプションを売却することで、高水準のオプションプレミアムの確保が可能となっている。
堅調な経済成長が期待されるカナダ
G7(主要先進7カ国)の一角を占めるカナダは、壮大な自然と多彩な文化を誇り、経済、文化、教育、観光などさまざまな分野で高い評価を受けている。
また、世界有数の資源大国でもあり、シェールガスやオイルサンドなど、新しいエネルギー産業がカナダ経済全体の成長を今後も牽引していくとされている。
さらに、カナダは、NAFTA(北米自由貿易協定)に参加しており、地理的・経済的に密接な関係を持つアメリカの景気拡大の恩恵を受けることができるため、力強い経済成長が期待されている。
大和住銀投信投資顧問株式会社ホームページ
http://www.daiwa.jp/products/fund/twin_alpha/