大和住銀投資信託顧問、シェール革命の恩恵を受ける企業に投資する新商品の運用を開始
大和住銀投資信託顧問株式会社は投資信託新商品「北米シェール関連株ファンド」の運用を6月3日に開始した。
「シェール革命」の恩恵を受けると思われる北米の株式を実質的な主要投資対象とした商品で、信託期間は平成25年6月3日から平成30年6月15日まで、信託金の限度額は2,000億円、収益分配は毎年3月、6月、9月、12月の15日(年4回)となっている。
運用はファンド・オブ・ファンズ形式で実施される。ケイマン籍建て外国投資信託証券「シェール・レボリューション・ファンド」を通して北米の株式に投資が行われ、国内籍親投資信託「マネー・マネジメント・マザーファンド」を通して、円建ての短期公社債等に投資が行われる。
「シェール・レボリューション・ファンド」における株式の運用は、1939年に米国で設立された独立系投資運用会社である「ニューバーガー・バーマン・LLC」が行う。
なお、主要投資対象は北米(主に米国・カナダ)の株式であるが、メキシコ企業の株式や、預託証券、リート、MLPへの投資が行われる場合もあるとしている。
「シェール革命」で期待される米国経済の変革
2000年代に入り、米国の技術革新により、それまで採掘は不可能とされてきた「シェールガス」や「シェールオイル」の採掘が可能となり、2008年以降は商業化が本格化した。
この「シェール革命」は、エネルギ-価格の低下、エネルギー輸入依存度の低下の他、エネルギーインフラ開発拡大や技術革新による採算性向上など、エネルギー産業にさまざまな影響を与えると同時に、米国経済全体への波及効果が期待されている。
具体的には、企業の国際競争力向上、家計の消費拡大、政府が抱える双子の赤字の改善などであり、ファンドは「シェール革命」によるこれらの効果の恩恵を受ける企業の株式に投資を行う。
大和住銀投資信託顧問株式会社ホームページ
http://www.daiwasbi.co.jp/products/search/fund/pdf/