新光投信、日本の小型株式に投資する新商品の運用を開始
新光投信株式会社は投資信託新商品「新光日本小型株ファンド(愛称:風物語)」の運用を8月2日に開始した。ジャスダック上場株式、東証マザーズ上場株式、各取引所第二部上場株式および、第一部上場の小型株(発行済株式数6,000万株未満)を実質的な主要投資対象とした商品で、信託期間は2013年8月2日から2023年7月20日まで、収益分配は年1回毎年7月20日(休業日の場合は翌営業日)に行われる。
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運用はファミリーファンド方式で実施され、マザーファンドである「新光小型株マザーファンド」を通して、わが国の小型株などに投資が行われる。
なお、マザーファンドは2004年12月30日より運用が開始されている。2009年半ば以降の基準価額は東証二部株価指数、ジャスダック指数を上回っており、良好なパフォーマンスを示している。
2013年5月31日現在では、「ピジョン」、「日本M&Aセンター」、「クックパッド」などの銘柄を中心に投資を行っている。
4つのキーワードに着目した投資銘柄の選定
日本の株式市場には3,500をこえる銘柄が上場されているが、2013年5月末現在、そのうちの84%が時価総額1,000億円未満の企業となっている。
時価総額が小さい企業はアナリストなどによる調査分析の対象となることが少ないため、個人投資家の投資が難しい状況だが、日本の成長戦略を担う独自の新しいビジネスモデルを持つ企業や、実力がありながら株価が割安に放置されている企業が存在する。
このファンドはそのような時価総額が小さい企業のなかから成長期待の高い銘柄を4つのキーワードを中心としたボトムアップ・アプローチで発掘し、投資を行う。
そのキーワードは、強固なコアビジネスを武器に市場シェアを拡大し、勝ち組企業のメリットを享受する「成熟産業の勝ち組企業」、失敗をバネに再挑戦し、復活の可能性を秘めた「リベンジ(REVENGE)企業」、業種自体は低成長観測であるために、実力がありながら株価が割安に放置されている「地味な業種の変化企業」、新規公開企業のなかで、市場参加者があまり気づいていない「新規公開(IPO)企業」の4つとなっている。
新光日本小型株ファンド交付目論見書
http://www.shinkotoushin.co.jp/news/info2_file/