三井住友トラスト・アセットマネジメント、世界の株式・債券に投資する確定拠出年金専用ファンドの運用を開始
三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社は投資信託新商品「DC世界経済インデックスファンド(株式シフト型)」の運用を7月12日に開始した。
世界(日本、先進国、新興国)の債券および株式(DR(預託証券)を含む)に分散投資を行う商品で、確定拠出年金専用のファンドとなっている。信託期間は無期限、信託金限度額は5,000億円で、収益分配は年1回毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)に行われる。
このファンドは世界経済全体の発展を享受するように組入比率が決定されるという特徴があり、世界経済に占める各地域(日本、先進国、新興国)のGDP(国内総生産)シェアがそのままファンドの組入比率となる。
2013年6月25日現在の基本組入比率は、株式が75%(国内株式7.5%、先進国株式41.25%、新興国株式26.25%)、債券25%(国内債券2.5%、先進国債券13.75%、新興国債券8.75%)となっている。なお、組入比率には一定の変動幅を設け、原則として年1回見直しが行われる。
インデックスへの連動を目指した運用
運用はファミリーファンド方式で行われ、各マザーファンドは、各投資対象市場の代表的な指数(インデックス)への連動を目指す運用が行われる。
なお、各マザーファンドは既に運用が開始されており、2013年4月30日現在における「国内株式インデックスマザーファンド」(インデックスは東証株価指数(TOPIX))は、トヨタ自動車(投資比率4.4%)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(3.0%)などに投資を行っている。
「外国株式インデックスマザーファンド」(インデックスは、MSCIコクサイ・インデックス(除く日本、円ベース))は、「APPLE INC」(1.5%)や「EXXON MOBIL」(1.5%)などに投資を行っている。
「新興国債券インデックスマザーファンド」(インデックスはJPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円換算ベース))は、ブラジルやロシアなどの国債証券に投資を行っている。
「新興国株式インデックスマザーファンド」(インデックスは、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース))は、韓国の「SAMSUNG ELECTRONICS CO LTD」(3.8%)や台湾の「TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC」(2.4%)に投資を行っている。
DC世界経済インデックスファンド交付目論見書
http://www.smtam.jp/fund/pdf/_id_510022_type_k.pdf