金融機関の豊富な業務経験を持つサーマック氏
世界最大級の投資信託運用会社バンガードは、2013年12月に辞任を発表したバンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社の前代表取締役 加藤隆氏の後継として、ディビッド・サーマック氏を任命したことを発表した。
サンダーバード国際経営大学院でMBA(国際マネジメント修士)を、コロラド大学で国際関係の学士号を取得したサーマック氏は、2005年にペンシルバニア州マルバーンのバンガードに入社し、バンガード・ブローカレッジ・サービスのヘッドを7年間、バンガードのチーフ・ダイバーシティ・オフィサーを短期間務めた他、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)、ミネアポリスのRBC Dain RauscherおよびニューヨークのRBC Capital marketsの2社の証券子会社、モルガン・スタンレー・グループでの業務経験を持つ。
サーマック氏は代表取締役就任にあたり、これらの豊富な経験を生かし、バンガードの投資哲学・クオリティー・低コストでの投資の重要性を多くの投資家と共有し、日本におけるバンガードの事業のさらなる拡大を進めていく構えであることを述べた。
バンガードについて
米国ペンシルベニア州バレーフォージに本社を置く「ザ・バンガード・グループ・インク」は1975年に設立された。1976年に初の個人投資家向けインデックスファンドを売り出して以降、低コストのインデックス運用を中心に規模を拡大し、2006年には運用資産残高が1兆ドルを突破、2013年3月末現在の運用総資産は2.4兆米ドル、運用ファンドの数は米国籍170本以上・その他70本以上となっている。
日本オフィスである「バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社」は2000年に設立・サービスが開始され、現在では機関投資家、投資信託・ETF販売会社を通じ、幅広い日本の投資家を顧客としている。日本の投資家を対象とした同社のラインアップは、米国籍ETFが25本(うち、個人投資家向けは12本)、および3本の米国籍投資信託となっている。
バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社ホームページ
https://www.vanguardjapan.co.jp/retail/home.htm