ニュージーランドドル建て公社債に投資
日興アセットマネジメント株式会社は投資信託新商品「ニュージーランド公社債ファンド(毎月分配型)愛称:ニュージーボンド」の運用を2月18日に開始した。
取得時においてBBB-格相当以上のニュージーランドドル建て公社債(国債、社債、国際機関債、政府保証債など)を実質的な主要投資対象とした商品で、信託期間は2029年1月18日まで、信託金限度額は3,000億円、決算日は毎月18日となっている。
マザーファンドである「ニュージーランドドル建債券マザーファンド」に投資を行う、ファミリーファンド方式で運用が実施され、日興アセットマネジメント株式会社のグループ企業でありニュージーランドの債券や株式の運用に強みを持つ「ティンダル・インベストメント・マネジメント・ニュージーランド・リミテッド」および、同じく同グループ企業でグローバル運用の米国における拠点でもある「日興アセットマネジメントアメリカズ・インク」からの投資助言を受ける。
銘柄の選定にあたっては、ニュージーランドドル建て公社債のなかから、流動性の低い銘柄を除外したのち、ニュージーランドの経済状況や財政・金融政策などの見通しに加え、企業のファンダメンタルズや利回りなどを考慮しつつポートフォリオが作成される。
魅力的な投資環境であるニュージーランド
政府債務が相対的に低く財政収支の健全性が高いニュージーランドは、大手格付け会社ムーディーズより、米国・ドイツ・カナダなどと同様のAaaの信用格付け(自国通貨建て長期債務)を取得しており、国際的に高い信用力を得ている。
国債の利回りも高く、2013年11月末時点の5年国債利回りは日本の0.1%や米国の1.3%を超える4.2%となっている。また、名目GDPもリーマンショックなどの影響で景気が悪化した2008、2009年を除いて、概ね堅調な推移となっており、IMFの予想では今後も安定した成長が見込まれるとされている。
ニュージーランド公社債ファンド交付目論見書
http://www.nikkoam.com/files/fund_pdf/642266/file/