複数の金融機関での口座開設を望む意見や、非課税投資枠が少額すぎるといった意見も
岡三オンライン証券株式会社は「NISA開始1ヶ月アンケート」の調査結果を発表した。これは、開始後1ヶ月を経過したNISA(少額投資非課税制度)についてのアンケート調査で、平成26年1月24日(金)~1月29日(水)の期間に、岡三オンライン証券株式会社に口座を保有する個人投資家を対象としてネット上で実施された。
それによると、回答数1,177名のうち、NISA講座を開設している投資家は636名(54.0%)で、そのうちの81%がオンライン証券で開設しており、メイン口座としている金融機関で開設している投資家が多いという結果になった。
NISA口座未開設者541名(46.0%)が回答したNISA口座を開設していない理由に関しては、最も多かったのが「金融機関を一つに絞れない」の28.8%で、以下「非課税投資枠が少額過ぎる」の23.8%、「利用する予定がない」の14.4%と続く。また他の理由としては、「損益通算ができない」や「制度内容がわからない」、「住民票の取得が手間」などが挙げられている。
NISAを知った経緯について(回答者数1,177名)は「webサイト」による認知が35.1%と最も多く、「新聞」23.2%、「テレビ・ラジオ」21.4%と続く結果となった。
人気の高い株式、投信も幅広く投資対象に
NISA講座開設者636名に向けた「NISA口座ですでに投資しましたか?」という問いに関しては、「はい」と答えた人が219名(34.4%)、「いいえ」と答えた人が417名(65.6%)という結果になった。
NISA口座で購入された商品および購入を検討している商品についての調査では、「株式(値上がり益狙い)」がどちらも最も比率が高く、続いて「株式(高配当銘柄)」、「株式(株主優待銘柄)」となり株式の比率が圧倒的に高い結果となったが、債券型、バランス型、REITなどの投資信託も幅広く投資対象となっている。
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