NISAを視野に入れた商品設計
日興アセットマネジメント株式会社は投資信託新商品「2023年満期日本公共債ファンド/愛称:ふるさと紀行2023」の運用を2014年1月24日に開始する。
国内の地方債を実質的な主要投資対象とした追加型投信で、株式会社西日本シティ銀行および西日本シティTT証券株式会社などで販売が開始されている。
2014年1月から開始される「少額投資非課税制度(NISA)」を通して、低リスクの国債や地方債に投資を行いたい投資家向けの商品で、信託金限度額は5,000億円、信託期間は2023年12月25日まで、決算日は毎年12月25日(休業日の場合は翌営業日)となっている。
なお、NISAは国債や地方債などの債券は対象外となっているが、このファンドは分類上は株式投信であるため、NISA口座で購入することができる。
満期一致戦略で満期償還時に元本を確保
このファンドは、満期までの期間中に定期的に利払いを行い、満期には元本が支払われるという債券の一般的な特徴を利用して、ファンドの満期償還と投資する債券の満期時期をともに2023年に一致させる「満期一致戦略」という運用手法で運用を行う。
これによって、ファンドの満期償還時に元本を確保することを目指す(投資元金を保証するものではないので注意が必要)。ファンドの満期時期である2023年は、非課税期間の5年が終了した後でも、100万円を上限に新たな非課税口座に移すことで、最大で10年間非課税講座で運用をすることができるNISAの「ロールオーバー」を視野に入れて設定されている。
2023年満期日本公共債ファンド交付目論見書
http://www.nikkoam.com/files/fund_pdf/642245/file/