欧州の転換社債に投資
野村證券株式会社は投資信託新商品「アムンディ・欧州CBファンド(毎月決算型/年2回決算型)」の取り扱いを3月28日に開始した。欧州の転換社債(Convertible Bonds、以下CB)を実質的な主要投資対象とした商品で、為替取引が異なる5つのコース(ユーロコース、米ドルコース、ブラジルレアルコース、トルコリラコース、円コース)と2つの決算頻度(毎月決算型、年2回決算型)の組み合わせによる計10本のファンドから構成されている。
信託期間は平成31年7月18日まで、収益分配は毎月決算型が原則として毎月18日、年2回決算型が毎年1月および7月の各18日となっており、毎月決算型の5つのファンド間と年2回決算型の5つのファンド間でスイッチングを行うことができる。
運用はファンド・オブ・ファンズ形式で実施され、世界トップレベルの資産運用会社「アムンディ」が運用する円建外国籍投資信託「ストラクチュラ-欧州コンバーチブル」を通してCBに投資を行う他、円建国内籍投資信託「CAマネープールファンド(適格機関投資家専用)」を通して、短期公社債、コールローンなどの短期金融商品にも投資が行われる。
今後も良好な投資環境が予想される欧州のCB市場
CBは株式に転換できる権利が付いた社債のことで、株式の値上がりによる収益性と社債の元本・利息収入の確実性の両方を兼ね揃えている。
このファンドの投資対象である欧州地域のCB市場は堅調に推移しており、世界のCB市場規模(2,759億ユーロ(約38.5兆円))の約3割のシェア(775億ユーロ(約10.8兆円))を占めている。
欧州地域内の国別比率では特にフランス(22.5%)、ドイツ(19.6%)、英国(11.3%)の比率が高い(2013年11月現在)。また、CBの値動きは基本的には株価の方向性と連動しているが、アムンディ・ジャパン株式会社2014年以降の欧州の実質GDP(国内総生産)成長率はプラスが続き、欧州株式の1株当たり利益(EPS)も上昇が続くと予想している。
アムンディ・欧州CBファンド(毎月決算型/年2回決算型)販売用資料
http://www.nomura.co.jp/retail/fund/boseki/amundi_euro/