日本の株式に投資
大和住銀投信投資顧問株式会社は投資信託新商品「日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)」の運用を4月4日に開始した。わが国の株式を実質的な主要投資対象とした商品で、信託期間は平成31年4月4日まで、信託金限度額は3,000億円、収益分配日は毎月4日となっている。
運用はファンド・オブ・ファンズ形式で実施される。「クレディ・スイス・マネジメント(ケイマン)リミテッド」が運用するケイマン籍円建て投資信託証券「ジャパン・エクイティ・プレミアム・ファンド クラスA」を通してわが国の株式に投資を行う他、大和住銀投信投資顧問株式会社が運用する国内籍親投資信託「マネー・マネジメント・マザーファンド」を通して円建ての短期公社債などにも投資が行われる。
コールオプションの売りによるオプションプレミアムの確保を狙う
投資するわが国の株式は、財務の安定性、収益の成長性など企業のファンダメンタルズに加え、配当利回りやその他のバリュエーション等を考慮して選定される。
また、金利水準の高い通貨であるブラジルレアル(将来変更の可能性あり)の買いと円の売りを実施することで、為替取り引きによるプレミアムの確保を目指す「高金利通貨戦略」、わが国の株価指数(原則としてTOPIX(東証株価指数))のコールオプションの売りを行うことでオプションプレミアムの確保を目指す「株式カバードコール戦略」、円に対する取り引き対象通貨のコールオプションの売りを行うことでオプションプレミアムの確保を目指す「通貨カバードコール戦略」を実施する。
これらの戦略を組み合わせて運用することで、高水準のインカムゲインの確保と中長期的な信託財産の成長を目指す。なお、2つのカバードコール戦略におけるコールオプションの売りは原則としてファンドの純資産総額の50%程度としている。
日本株アルファ・カルテット交付目論見書
http://www.daiwasbi.co.jp/products/search/fund/pdf/