ブラジル・レアル建てのブラジル国債とわが国のリートに投資
大和証券投資信託委託株式会社は投資信託新商品「成果リレー(ブラジル国債&J-REIT)2014-07」の設定を2014年7月31日に行うことを発表した。
ブラジル・レアル建てのブラジル国債およびわが国のリートを実質的な主要投資対象とした商品で、信託期間は2019年1月30日まで、信託金限度額は400億円、収益分配日は年1回毎年7月30日(休業日の場合翌営業日)、購入申込期間は2014年8月1日までとなっている。
運用はファミリーファンド方式で実施され、 マザーファンドである「ダイワ・ブラジル国債マザーファンド<2019-01>」を通してブラジル国債に投資を行い、「ダイワ・J-REITアクティブ・マザーファンド」を通してわが国のリートに投資が行われる。設定時におけるブラジル国債とわが国のリートの投資比率は概ね7:3とし、為替やリートの値動きなどに応じて変動させていく。
投資先としての魅力が高まるブラジル・レアル建て債権
大和証券投資信託委託株式会社は「ブラジル・ボンド・オープン」、「ダイワ・ブラジル・レアル債オープン」、「りそな ブラジル・ソブリン・ファンド」など、さまざまなブラジル・レアル建て債権に投資するファンドを取り扱っている。
先進国で低金利時代が進んでいるなか、ブラジル・レアル建ての債権は魅力的な投資対象として注目を集めている。その利回りは高く、2013年12月末時点の残存2年程度の国債利回りは、日本、米国、英国などの主要先進国のみならずBRICs諸国(ブラジル、インド、ロシア、中国)のなかでも最も高い11.7%という状況だ。
また、ブラジルは政府による財政改善の結果、2007年以降投資適格に格付けされている。さらに、「雇用の拡大」、「GDPの増加」、「国民の生活水準の向上」の3点を柱とした「2010年PAC2(経済成長加速化計画)」の実施や豊富な資源などを背景に、さらなる経済成長が見込まれており、通貨の上昇も期待されている。
大和証券投資信託委託株式会社ホームページ
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