人民元についても言及！！東証社長らが定例記者会見

平成２２年６月２２日、東京証券取引所の斉藤惇社長及び西室泰三会長の定例記者会見が行われました。

（画像は東証前）

２２日の定例記者会見において、東京証券取引所側からは、「９月１３日よりＴＯＰＩＸ等の配信間隔を１秒に短縮化」などが発表されました。内容としては、従来、東京証券取引所が算出しているＴＯＰＩＸなどの指数が、１５秒おきから１秒おきの配信に短縮されるというものです。

これは、コンピューターの自動計算によって、より効率的に株式の売買を行う方法である「アルゴリズム取引」に対応したためとのことです。

東京証券取引所の斉藤惇社長は、会見で中国・人民元相場の切り上げ観測について、将来的に人民元が上がる可能性があるとの認識を示しました。また、斉藤社長は、ここ数カ月、米中関係が政治的に最悪状態だったとの認識も示しました。

つまり、東証の社長も、将来的に人民元は上がるとの観測を持っており、アメリカと中国の今後の関係動向についても注目しているということです。また斉藤社長の発言を分析すると、今後、米中関係の動向によっては、日本が、戦略的なキャスティングボードを握れる可能性もあることがわかります。

次回の東京証券取引所社長・定例記者会見は、７月２６日の予定です。次回の会見では、東証の社長からどのような発言が出るか注目されます。



東京証券取引所
http://www.tse.or.jp/
記者会見要旨（平成２２年６月２２日、東京証券取引所内サイト）
http://www.tse.or.jp/about/press/b7gje60000004kwx-att/100622.pdf

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