平成22年4月の「東京都工業指数」が発表
平成22年6月23日、東京都総務局が、平成22年4月分・東京都工業指数を発表しました。
(画像は東京都庁)
東京都工業指数とは、毎月の東京都内の工業生産活動の動向を示した指数です。平成22年4月の生産については、平成22年3月に比べ7.6%減となり、82.5という指数水準(季節調整済)となりました。生産は2ヵ月ぶりの減少です。
4月「東京都工業指数」の特徴
工業生産というと、経済産業省から発表される「鉱工業指数」が注目されます。平成22年6月13日発表された平成22年4月の生産指数の確報値は、平成22年3月に比べ1.3%増となり、96.0という指数水準(季節調整済)となりました。
一方、平成22年4月の東京都工業指数において、生産の指数は、低下していました。主に、精密機械工業、輸送機械工業の生産が減少したことが背景です。
東京都大田区などは、精密機械の町工場が多くありますが、これらの町工場で生産しているものが、減ったということがわかります。このことから、依然として地域の町工場などの中小企業は、厳しい状況といえます。
各地域の経済・景気動向を正確に把握するためにも、「東京都工業指数」など各地域ごとの工業指数については、今後の指数の推移や日本全体の指標である「鉱工業指数」との違いが注目されるでしょう。
東京都
http://www.metro.tokyo.jp/「東京都工業指数」(平成22年4月分)報道発表資料(東京都サイト内)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2010/06/60k6n100.htm鉱工業指数・集計結果又は推計結果(経済産業省内サイト)
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html