財政再建路線で信頼アップ
24日の国際市場で長期金利の指標である新発10年債(308回債、表面利率1.3%)の利回りは一時、前日終値比0.025%低下の1.104%となり、取引時間中では2003年8月以来、約6年10カ月ぶりの水準まで低下した。
日本の国債は比較的安心であると言われているうえ、管政権が打ち出した消費税増税等の財政再建策が評価された模様。
日本国債の買い進む
欧州での債務危機による混乱や中近東での地価暴落など、グローバル単位で財政不安が起きている。そのうえ前日に米連邦準備制度理事会が景気判断を後退させたことで、米経済の先行きに不透明感が出てきた。
これらを背景に財政健全化議論が活発化している日本は、先進国中で財政状況は最悪といえども増税の余地もあり、欧米諸国の国債よりはるかに安心と考えられ、日本国債が買い進められると見られている。
財務省 国債
http://www.mof.go.jp/jgb.htm