スペイン物件
ユーロ安が続く中、多くのイギリス人がこの機会にとスペインで家さがしをしていると先日発表された統計が明らかにした。
スペイン人気
先月、スペインの不動産物件がインターネットの物件サーチでトップになった。イギリス人がウェブサイトで検索した物件の数を調査した結果で、全体の22%がスペインの物件だった。
スペインは旅行先としても人気が高く、休暇の滞在先トップ10を見てみると、その上位5つの都市は全てスペインである。
人気の理由
調査を行った不動産ウェブサイトライトムーブはこのスペイン不動産人気には二つの大きな理由があると述べている。
一つ目はユーロ安、ポンド高が人々の購買欲を刺激していること。二つ目の理由はスペインの住宅市場が崩壊したことによって、不動産業者が物件の実際の価値を見直したことがあげれられる。
その他海外物件
フランスが海外の物件検索で2番目に人気の国で全体の18%を占めていた。その次がアメリカで16%、イタリア・スペインが6%と続いている。しかし、メキシコ湾の石油流出事件でアメリカ南海岸の物件の人気は下降気味のようだ。フロリダの物件検索は以前と比べ16%減少し、メキシコ湾沿いは9%減少した。
ライトムーブの海外部長ロビン・ウィルソンはこう語っている。
「5月のスペインの健闘ぶりは見事だった。不況を乗り越え、買い手も少しずつ購買力に自信をつけてきたようだ。市場は常に変化し続けるので、不動産の価値がどれだけでいつ売るべきなのかを判断するのは非常に難しい。しかし、売り手・買い手の両方が交渉を成功させるための現実的な値段を最近は理解しつつあるように思う。ユーロの為替レートがスペイン物件の人気に関係しているのは言うまでもない。そのおかげで買い手の予算が増えているのだから」
編集部 R.Nakao
This is London
http://www.thisislondon.co.uk/money/article-23843295-weak-euro-drives-britons-to-look-for-property-in-spain.do