2ヶ月連続の低下傾向
内閣府が発表した6月の景気ウォッチャー調査では、街角の景気実感を示す現状判断指数が前月比0.2ポイント低下で47.5となり、2ヶ月連続の下落となった。
景気動向指数よりずっと市民感覚を如実に表す指数が2ヶ月連続の下落。ボーナスが出ても懐事情はお寒いようだ。原因はエコポイント商品の不振にあるようだ。
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ばら撒き終わってまた一難
エコポイント制度や自動車購入補助金制度の終了が目前に迫っている。ある一定の期間制度が適応されてきたが、省エネ家電への買い替えがひと段落して5月には冷蔵庫やエアコンの売り上げが前年実績を下回った。9月の自動車購入補助金制度の終了に伴って同様の現象が予測される。
また、先行きの不透明さから消費者の節約志向はなお続行中で、発注数の減少に加え単価の下落でデフレスパイラルに歯止めがかからない。
ここにきての円高傾向により輸出関連産業は大きな打撃を受けている。また、ワールドカップ効果も景気を押し上げるまでには至らなかった。
市民感覚では景気の回復はまだまだ他人事のようだ。
内閣府 統計情報・調査結果(景気ウォッチャー調査)
http://www.esri.cao.go.jp/index.html