ママに優しい子育てタクシー
金曜日でもまっすぐ帰るお父さんが増えた昨今、夜の駅前はタクシーで溢れかえっている。そんなタクシー業界は生き残りをかけて様々なサービスを展開している。
全国タクシー協会は2006年から「子育てタクシー」の運行を始めた。子どもが小さいころはとにかく荷物が多くて、健診や買い物など出かけるのも一苦労。そこで育児経験のある女性ドライバーが中心となりチャイルドシートを常備し、授乳用カーテンやオムツやおもちゃを乗せるといったサービスを行っている。また、保育園や塾の送り迎えサービスも行っている。
会員制子育てタクシーサービスは現在は東京が中心。しかし確実に全国に、特に車がないと生活が難しい地域ではニーズは間違いなくある。
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多様化するニーズを掘り起こせ!
高齢者や体の不自由な人が車椅子のまま乗車できる「介護タクシー」の需要は増加する一方である。最近では病院への送迎のほか、観光までしてくれるサービスが出てきている。本人が移動するタクシーのほか、買い物代行や薬の受け取りなどを行ってくれる「便利屋タクシー」なるものも出現している。
一日観光をタクシーで行ってくれるサービスも充実してきている。京都観光などでは既に有名であるが、香川のうどんを巡る「うどんタクシー」や福岡のラーメン屋を巡る「らーめんタクシー」など地元のドライバーの特色を生かしたサービスが展開されている。
都会でマイカーを持つことが難しい人はもちろん、車を運転することが難しい高齢者や子どもをひとりで歩かせるのが不安な働くお母さんなど、タクシーサービスを望むニーズは計り知れない。これからはアイディアで商機を掴んだ会社が生き残る。
社団法人 全国個人タクシー協会
http://www.kojin-taxi.or.jp/