ユニクロ・王将 売上高減少
デフレ社会を勝ち抜いてきた企業に異変が起こっている。「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの6月の既存店の売上高は約3年ぶりにマイナスになった。「ユニクロ」を展開するファーストリテーリングも今年に入って苦戦が続き、8月期の業績予測を下方修正した。
長引く不況下で消費者に節約疲れが出てきている。もう「安い」だけでは消費者は動かない。
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消費者の心を掴むものはなにか
王将、ユニクロが失速した原因の一つが消費者の購買動向の変化だ。その証拠に全国の百貨店売上高は前年比6.0%マイナスと依然厳しいものの、マイナス幅が縮小している。比較的単価の高い物が売れている傾向がるという。
新しい価値観に対応するための工夫が必要となる。少し前からちょっと贅沢なビールやスイーツが人気を集めている。しかし新しいもの好きな顧客に対応するにはスピーディーな状況判断とクリエイティブな発想が必要だが、どの業界もデフレで企業体力が失われ、以前のようにはアイディアが湧き出てきていない。
今後もいかに上手く消費者の心とニーズを掴んだ商品を提案するかが浮沈のカギを握っている。
ユニクロ
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