Visa カードのみ
Visaカードが、ロンドンで開かれる2012年オリンピックの唯一のチケット支払方法になるそうだ。
スポンサーの制約
このチケット支払方法の制限は、オリンピック、そしてパラリンピックとVisaカードの間に結ばれたスポンサー契約によるものである。
オリンピック会場の店やATM ではVisaカード以外は使えなくなる予定だ。
公正取引局
市場の競争性を保つ役割を果たす英公正取引局はこの件について調査を行う方針だ。
公正取引局と欧州議会は現在協議を進めており、どんな対策がなされるべきかについて話し合いを進めている。
Visaカードは1988年のソウル大会のときからオリンピックの公式カードになった。2012年ロンドン大会のスポークスマンは、こう語っている。
「Visaカードはロンドン大会の公式カードですが、2008年の北京大会や、今年行われたバンクーバー大会でも同様でした。Visaカードは24年以上もオリンピックの主要パートナーであり、今に始まったことではありません。」
カード市場
Visaカードはイギリスのデビットカード市場を独占状態で、約5300万人の利用者がいる。
ちなみにマスターカードの利用者は1700万人だ。クレジットカードでは、マスターカードのほうが利用者が多く、3600万人で、Visaカード利用者は2200万人である。
編集部 R.Nakao
BBC NEWS
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/10394970.stm