平成22年5月の「東京都工業指数」が発表
平成22年7月22日、東京都総務局が、平成22年5月分・東京都工業指数を発表しました。
(画像は東京都庁)
東京都工業指数とは、毎月の東京都内の工業生産活動の動向を示した指数です。平成22年5月の生産については、平成22年4月に比べ0.4%減となり、78.5という指数水準(季節調整済)となりました。生産は2ヵ月連続の減少です。
また、平成22年5月の出荷については、平成22年4月に比べ4.6%減となり、81.3という指数水準(季節調整済)となりました。平成22年5月の在庫については、平成22年4月に比べ0.9%減となり、87.4という指数水準(季節調整済)となりました。
5月「東京都工業指数」の特徴
平成22年5月の東京都工業指数において、生産の指数は、2ヵ月連続で低下しました。主に、輸送機械工業、情報通信機械工業などの生産が減少したことが背景です。
現在、日本は、設備投資に対する経済の成長率が、欧米に比べ低いとの指摘があります。つまり、日本の製造業は、供給過剰傾向であるといえます。
しかし、世界における日本の技術力が高いので、メイドインジャパンの高付加価値の工業製品は、世界から多数の需要があります。今後、日本の製造業が復活し、東京都工業指数が改善するためには、海外からの需要が高い高付加価値の製品を作るための設備投資が必要といえます。
東京都
http://www.metro.tokyo.jp/「東京都工業指数」(平成22年4月分)報道発表資料(東京都サイト内)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2010/07/60k7m200.htm