1品300円以下!均一居酒屋に大手参入
デフレ時代も長期化し、帰りに一杯という日も減ったのではないだろうか。ウチゴハンもいいが、たまには部下と親睦を深めたい日だって、高級料亭にたくさん連れて行くのは苦しい。そんな時には部下たちも肩の力を抜ける激安居酒屋の存在はありがたい。
各社料理やアルコール類を300円以下で提供しサラリーマンの人気を集めてきたが、大手ワタミフードサービスの参入などで競争が激化している。
ワタミの新しい居酒屋「仰天酒場和っしょい」では全品の7~8割を250円で提供。ファーストフード型居酒屋であって単なる低価格店ではない、としている。将来的には300店舗まで増やす予定。
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デフレで伸びる0円ビジネス
居酒屋業界は様々な手で集客を図る。焼酎0円居酒屋「居酒屋革命」ではつまみ2品で酒代がタダになるというシステムを導入し、客足を伸ばしている。系列店では女性限定で梅酒や日本酒がタダになるサービスも予定している。
0円サービスの波は出版業界をもをのみ込もうとしている。講談社は期間限定で作家五木寛之氏の「親鸞」上巻をインターネットで無料閲覧できるようにした。期間中のアクセスは約42万件。書店での売り上げも上下巻ともに公開前より25%アップした。
ただ、行きすぎた価格戦争は際限のない消費消耗につながる。0円サービスは消費者の堅い財布のひもをこじ開けるのには有効な手段であることには間違いはない。
一歩間違えば自らの首を絞め、消費者の信頼をも失う可能性がある0円ビジネス。デフレの申し子の将来に注目が集まる。
ワタミ株式会社
http://www.watami.co.jp/居酒屋革命
http://www.izakaku.net/