4~6月期のGDPが発表
平成22年8月16日、内閣府は、「2010(平成22)年4~6月期四半期別GDP速報(1次速報値)」を発表しました。
(画像は内閣府HPトップページ)
2010年4~6月期の実質GDP(国内総生産・2000暦年連鎖価格)の成長率は、0.1%、年率換算で0.4%となりました。
2010年4~6月期の名目GDPの成長率は、マイナス0.9%、年率換算でマイナス3.7%となりました。2010年4-6月期の実質GDPは、3四半期連続のプラスとなりましたが、市場予想より大幅に悪化しました。
4~6月期のGDPの特徴
4-6月期の実質GDP成長率は、民間予想に比べ大幅に悪くなりました。今期のGDP成長率が悪化した背景としては、個人消費が横ばいとなったこと、公共投資の下落が挙げられます。
一方、輸出は、アジア向けは低下しましたが、相変わらず高水準でプラスとなっており、日本は相変わらず外需頼みであることも浮き彫りとなりました。
4-6月期のGDPの結果を受けて、政府は、追加経済対策の検討に入ったと報じられています。今後は、9月末で期限を迎えるエコカー減税や家電のエコポイントが再延長されるかどうかが注目されます。
内閣府
http://www.cao.go.jp/index.html「2.統計表一覧」(四半期別GDP速報など掲載、内閣府サイト内)
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/toukei.html#qe