6月機械受注統計が発表
平成22年8月11日、内閣府は、「平成22年6月実績および平成22年7~9月見通し・機械受注統計調査報告」を公表しました。
(画像は内閣府HPトップページ)
機械受注総額(季節調整値)は、1兆9027億円となり平成22年5月に比べ9.2%増となりました。
民間設備投資の先行指標として注目されている「船舶・電力を除く民需」は、7040億円となり、平成22年6月に比べ1.6%増となりました。これは、市場予想を下回る結果となりました。
また、平成22年7~9月機械受注統計における受注総額の見通しは、6兆3844億円となり、平成22年4~6月期に比べ14.0%増という結果になりました。
6月機械受注統計結果の特徴は
6月機械受注統計の結果は、ギリシャ危機を影響をどれほど受けたか見極める材料としても注目されていましたが、「ある程度良くなる」という市場関係者の予測を下回る結果となりました。
6月機械受注統計において、内閣府は、「機械受注は持ち直しの動きがみられる」との基調判断としました。つまり、政府今後も設備投資の回復傾向が続くとみています。
しかし現在は、アメリカの景気減速や円高及び中国の輸入額減少など悪材料が多い経済状況下といえます。このような悪材料が、今後の機械受注統計結果においてどのように影響となるか懸念されます。
内閣府
http://www.cao.go.jp/「機械受注統計調査報告・平成22年6月実績および平成22年7~9月見通し」(内閣府サイト内)
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/1006juchu.html