リーダー不在の日本経済
代表選のことしか頭にない首相に財務関連トップの相次ぐ海外出張。政府・日銀はどこまで危機意識が薄いのか。
未曾有の円高株安で企業が悲鳴を上げるなか、政府は具体案を示さず、日銀の追加緩和策は後手後手に回っている。多くの企業が市場介入を望む今、日銀総裁は30日まで経済シンポジウム出席で米国入りしている。介入に言及した野田財務相と直嶋経済産業相は日中ハイレベル経済対話の為不在となる。
管総理はここへきて出馬を表明した小沢氏にばかり目が行っている。小沢氏の出馬が経済に与える影響とはどのようなものか。
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市場関係者の懸念
株式市場では、直接的な影響は少ないものの、政局の混乱で経済対策が遅れるとの懸念が出ている。代表選の結果次第で政界再編などさらなる混迷を嫌った海外投資家による日本売りの動きが加速し、株価が暴落することも否定できないとしている。
政府・日銀が一体となって経済対策を実施せねばならない局面で党利党略の代表選をしている政府に各界からの不満が噴出している。経団連は管首相の続投を支持しており、各業界のトップも小沢氏の考えがわからない、腰を据えた政策をと混迷やいら立ちの声が上がっている。
民主党
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