20ヶ月連続のマイナス
日本チェーンストア協会が発表した7月の全国スーパー売上高は1兆503億円で、前年同月比1.2%減(店舗調整後)となった。月後半は猛暑の影響で夏物商品の売れ行きは良かったが、天候不順だった前半の落ち込みをカバーするまでには至らなかった。
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商品別の傾向
依然消費者の節約傾向は強いものの、食品では飲料、アイスクリーム、麺類、衣料品では機能性肌着、水着、住関品では扇風機の動きが良かった。お中元は乾麺、飲料、酒ギフトの動きが良かった。
野菜類は豪雨の影響で相場が値上がりし、売り上げは好調だった。果物も天候の影響を受けた桃などは不調。魚介類は土用の丑の日のうなぎは曜日周りは悪かったが好調だった。その他食品は飲料、洋酒、第3のビール、素麺、つゆ、ラー油、フルーツ缶詰は好調だが、米、調味料は不調。菓子は梅干し、塩キャラメル等熱中症対策商品を除き不調。洋風デイリーはアイスクリーム、ヨーグルトは好調だが、冷凍食品は不調。和風デイリーは冷やし麺、ところてん、豆腐は好調だが、漬物、練製品は不調。パン類の動きは鈍かった。
衣料品は水着、レイングッズ、帽子の動きは良かったが、スーツやジーンズは不調だった。
生活用品は扇風機、エアコンは好調だったが、液晶テレビ、洗濯機は不調。
この時期の売れ行きは気候に大きく左右される。猛暑の影響で午前の早い時間帯と夕方の遅い時間帯に顧客が集中した。
日本チェーンストア協会
http://www.jcsa.gr.jp/figures/index.html平成22年7月度・チェーンストア販売概況
http://www.jcsa.gr.jp/figures/data/201007.htm