有望な外需の実情を知る
ニュース番組にもレギュラー出演しているマクロ経済やデジタル経済の専門家、伊藤洋一氏がサイト「ECOマネジメント」にて株価や世界情勢を通じたBRICsの実情と展望を語っている。
コラムでは先進国ばかりでなく、BRICsの株価も最近は横ばいであることを最初に指摘し、その理由を幾つか挙げる。特に重要なのは、
「BRICsは成長をしているし、人口的にも成長の余力は残しているが、その伸びの源泉は先進国・特に米国への輸出にある」という点であり、米国の停滞は彼らにとっても他人事ではないとしている。
買いたいものはたくさんあるが…
またBRICsをはじめ途上国の人々は、莫大な人口と旺盛な購買意欲があり、内需は強いと言えるが所得は低い。所得をあげねば力強い内需には届かないが、それは輸出力の低下に繋がるというジレンマも指摘。他にも治安や宗教対立など途上国には克服すべき問題があることも述べている。
今回は第一回目でさわりと思われるコラムであり、次回以降も注目したい。
ECOマネジメント
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/伊藤洋一の『BRICsの衝撃』
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/itou/78/index.shtmlY CASTER 2.0 伊藤洋一公式サイト
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