自動車のキーシステムなどを製造している(株)ユーシンは、次期社長を新聞広告を通じて7~8月に公募していたところ、優秀な応募者が多数集まったことから、副社長など幹部約20人も応募の中から採用する方針としたという。
多くの幹部を社外からの公募で採用するのは異例と、読売新聞などが報じている。
これは、同社を30年以上に渡り率いてきた現社長の田邊耕二氏が海外顧客と円滑なコミュニケーションを図る必要があるとし、社内に英語の堪能な幹部がいず、また人材紹介会社を通じても適任者を探せなかったことから公募を行っていたもの。
応募条件は、「英語に堪能な30~40代」などで、入社当初の年俸は3500万円程度、社長就任後は6000万円程度が予定されていた。
公募で集まった1700人、逸材多く人材会社より有効と
そして8月10日の期限までに1700人以上からの応募があり、中には大手企業の海外駐在経験者や現職官僚もいたという。
海外売上高の拡大を目指す同社では、逸材が多く人材会社に頼むより有効と判断して、幹部ポストを増やすことにしたとのこと。
9月中に書類選考を終え10月から面接を始めるが、選考過程で応募者に社長以外の役職も提案し、了承が得られれば採用するとしている。
ユーシン
http://www.u-shin-ltd.com/YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/