営業利益が1割下振れ
日本総研リサーチ・アイの試算によると、円高急伸が2010年度下半期における製造業の収益に与える影響は、先行き1ドル=85円で推移した場合、営業利益が1割程度押し下げられるとの結果となった。これは外貨建輸出額の円換算額の目減りに伴うものだ。
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輸出産業が押し下げ
内訳として、輸入依存度の高い石油・石炭製品、食料品、木材・木製品などでは円高がプラスに寄与するものの、輸出産業である自動車、電気機械、一般機械などはマイナス。特に自動車は赤字転化する恐れがあるとのことだ。
日本総研リサーチ・アイ
http://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/research/pdf/5132.pdf