7月機械受注統計が発表
平成22年9月8日、内閣府は、「平成22年7月実績・機械受注統計調査報告」を公表しました。
(画像は内閣府HPトップページ)
機械受注総額(季節調整値)は、2兆104億円となり平成22年6月に比べ5.7%増となりました。
民間設備投資の先行指標として注目されている「船舶・電力を除く民需」は、7663億円となり、平成22年6月に比べ8.8%増となりました。これは、市場予想を下回る結果となりました。
7月機械受注統計結果の特徴は
7月機械受注統計の結果は、市場の予測を大幅に上回る結果となりました。製造業や金融・保険業などの受注の大幅増加が背景とみられます。
7月機械受注統計において、内閣府は、前月に引き続き「機械受注は持ち直しの動きがみられる」との基調判断としました。つまり、政府は、今後も設備投資の回復傾向が続くとみています。
一方、円高がさらに進行しているので、今後の国内の設備投資額がマイナスとなる懸念が浮上しています。今後の機械受注統計結果においては、円高や景気減速懸念がどのように影響するか注目されます。
内閣府
http://www.cao.go.jp/「機械受注統計調査報告・平成22年7月実績」(内閣府サイト内)
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/1007juchu.html