中国の月刊ゴルフ誌「世界高尓夫(ゴルフ)」が8月号で、小樽の街とゴルフ場を9ページにわたって掲載した。
特集記事
特集は、5月に上海市ゴルフ協会の幹部11人が小樽を訪れたときのもの。カラー写真26枚を使い、地元のガラス会社、酒造会社、寿司店などを取り上げ、小樽カントリー倶楽部と余市町のエーヴランド・ホテルを紹介している。
雑誌の表紙にも「小樽」の見出しが載り、小樽特集は同誌にとって力を入れたものであることを覗わせる。
訪問に同行した「世界高尓夫」のチャオテイアン総経理(CEO)の執筆記事。
「小樽には六つの特色がある。酒、海鮮(すしや刺し身)、ガラス製品、オルゴール、チーズケーキ、温泉だ」
(画像はイメージ)
中国でのゴルフ事情
中国国内で営業されているゴルフ場は、2007年段階で200程。かつては外国人観光客がプレーしていたが、今では中国人富裕層がステータスシンボルとして楽しんでいる。
プレー料金は1プレイ7000円程度。高価なゴルフ場だと1万4000円になる。このプレイ料金にキャディ代、カート代などの諸費用が加わる。
また、「世界高尓夫」は中国三大ゴルフ雑誌の1つで、発行部数はおよそ12万部。上海や北京など都市部の書店で購入できるほか、ゴルフ場会員にも配布されている。「世界高尓夫」は、中国人富裕層をターゲットとしたものになっている。
小樽市の観光PRへの取り組み
上海ゴルフ協会の小樽視察には、小樽市が協会に対し100万円の助成を行ったという背景がある。
今年9月1日~5日には山田厚副市長や観光関係者らが上海を訪問し、観光PR活動も展開している。PR内容には中国の豪華客船の小樽寄港などもある。
日本政府は2008年に観光庁を設立した。政府が掲げる観光立国の実現のためには、小樽市のような地域行政の、具体的かつ地道な取り組みが必要だ。
Soshin web
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/250448.htmlChinaWave
http://view.chinawave.co.jp/detail/208.html