悪の民主党?
民主党代表選が世間の注目を集めるなか、自民党は9月8日「緊急経済危機対策について」と題する発表を行った。
副題に<政策総動員で「民主党不況」からの脱出>とそえられた強気の発表。この中で自民党はまず、リーマンショック後の経済再生のため、自分たちは3ヶ年の計画を立てて政策を行ってきたとする。
けれども民主党が必要なものまで予算を削減し、効果の薄いバラ撒きに変更してしまったと批判。
民主党の円高無策に加え、保護主義的な経済政策は、日本から企業を追い出してしまうとする。
対して自民党としては、雇用助成金などよりも、企業が雇用をする力をつけるような政策、国内の事業環境を整えるような政策を行うとして、具体的施策を列挙した。
4つの柱
対策は、1.「生活を守る」として、「トライアル雇用の実施」や「地域医療の充実」を訴える。
2.「産業を守る!」では緊急の円高対策を始めとした12点もの政策、中でも中小企業の資金繰り支援や円高メリットの還元推進を図るとする。
3.「地域を守る!」では地方の農林水産業の強化や、1兆5千億円規模の交付金を行うという。
4つ目は「未来を守る!」として次世代の基幹産業への集中投資を訴える。総額は5兆円規模で、民主党マニフェストの執行停止などを財源とするという。
編集部 宗近 明
自由民主党
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