平成22年・8月分の景気ウォッチャー調査結果
平成22年9月8日、内閣府が、平成22年度8月分の景気ウォッチャー調査結果を発表しました。
(画像は内閣府HPトップページ)
平成22年8月の景気の現状判断DI(ディフュージョン・インデックス)は、平成22年7月に比べ4.7ポイント減の45.1となりました。現状判断DIの低下は2ヵ月ぶりです。
また、平成22年8月の先行き判断DI(2~3ヵ月先の景気の先行きに対する判断DI)は、平成22年7月に比べ6.6ポイント減の40.0となりました。
今回の景気ウォッチャー調査結果の特徴は
内閣府・景気ウォッチャー調査・平成22年8月調査結果(抜粋)によると、内閣府は、前月(平成22年7月調査結果(抜粋))と異なり、『今回の景気ウォッチャー調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は「景気は、引き続き厳しい中で、持ち直しの動きがこのところ緩やかになっている」とまとめられる。』と指摘しました。
注目すべきは、平成22年8月の景気ウォッチャー調査の内閣府の判断が下方修正された点です。平成22年8月は猛暑により、夏物の需要が増加しました。一方、エコカー補助金制度の打ち切りによる自動車などの生産・販売の減少、円高、株安による景気全般への懸念が今回の判断の背景とみられます。
今回の調査結果を見る限り、景気減速の流れが浮き彫りになるという結果となりました。今後は、政府の追加経済対策の打ち出しなどの経済政策で、どのように調査結果が変化されるかが注目されます。
内閣府
http://www.cao.go.jp/景気ウォッチャー調査(平成22年8月調査、平成22年9月8日内閣府発表)
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2010/0908watcher/menu.html