7月3.0%増で2カ月ぶりプラス
電子情報技術産業協会(JEITA)は8日、7月の国内携帯電話出荷台数を発表した。それによると、7月は前年同月比3.0%増で270万8000台で2カ月ぶりにプラスとなった。
ただ依然、本格的な回復には至っておらず厳しい状況が続く。
ようやく下げ止まり感
国内携帯電話市場は、2007年の総務省からの指導で大幅な値引き販売ができなくなり、端末価格が上昇したことで買い替え需要が後退していた。それに加えリーマン・ショック以降の不景気も影響して出荷台数は大幅に減った。
今回2カ月ぶりにプラスに転じ、ようやく下げ止まり感が出てきてはいるが、世界同時不況前の水準にはまだ戻っていない。JEITAは今後も出荷動向を注視していく必要があると慎重だ。
JEITA
http://www.jeita.or.jp/japanese/SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100909/bsb1009090504002-n1.htm