8月首都圏マンション市場動向が発表
首都圏の不動産市況の動向がわかる注目の指標が発表されました。
平成22年9月14日、株式会社・不動産経済研究所は、2010年8月度首都圏マンション・建売市場動向を公表しました。
(画像はイメージ)
8月の首都圏のマンション新規発売戸数は、2268戸となり、2009年8月に比べ18.5%増加しました。そして、8月新規発売戸数に対する契約戸数は、1697戸となり契約率は、74.8%となりました。2009年8月に比べると5.5ポイント上昇しました。
今回の結果を見ると、マンション市況は、景気回復に伴い順調に回復しているといえます。
8月首都圏建売市場動向の特徴は
8月の首都圏の建売住宅の新規発売戸数は、296戸となり、2009年8月に比べ26.2%減少しました。そして、8月新規発売戸数に対する契約戸数は、140戸となり契約率は、47.3%となりました。2009年8月に比べると4.1ポイント下落しました。
この結果を見ると、建売住宅の市況は、マンションに比べ回復が遅れているといえます。また、契約率の悪さなどを背景として、建売住宅の価格は下落傾向が続いています。
現在、建売住宅の下落に伴い、同じ立地条件における建売住宅とマンションの価格の差が縮まっています。今後は価格差縮小に伴い、マンションに比べ維持費がお得とされる建売住宅の市況がどのように変化するかが注目されます。
不動産経済研究所
http://www.fudousankeizai.co.jp/Icm_Web/dcPg/Hm_Top.html2010年8月度版首都圏マンション・建売市場動向(不動産経済研究所サイト内)
http://www.fudousankeizai.co.jp/Icm_Web/dtPDF/kisha/syuto.pdf