頭金は10%程度
楽天リサーチ株式会社が、住宅ローンに関する調査を行い、21日結果を公表した。調査は8月24・25日にかけて、1000名を対象にインターネット上で行われたもの。
まず住宅を購入するにあたって、頭金をどの程度準備するかという質問に対し、1番多かったのが「購入金額の10%程度」で16.7%の回答となっている。
2番目が「購入金額の30%程度」で15.9%だが、3番目には「即金で全額を支払う」が15.6%となった。また男女とも、60代では「即金で全額を支払う」が1位となった。
逆に「購入金額の10%程度」が1位となったのは20代30代の男性と、20代の女性。30代女性では「購入金額の30%程度」が僅差で1位となった。
金利は固定で
住宅購入時にどの程度借り入れをするかについての質問では、「1,001万円~2,000万円以内」が29.1%、「2,001万円~3,000万円以内」が26.1%で、過半数の人がこの枠内での借入金となった。一方5,001万円以上も1.9%いた。
借り入れに際しての金利は、現在の低金利や、将来の変動リスクを嫌気してか、「完全固定金利型」が54.1%の人気を占めた。ただ複数選択であったため、「変動金利型」も39.9%、「固定期間選択型」でも32.1%と、利用者の迷いも伺われる。
借入先の選択理由としては、「金利の低さ」が70%と、19もの選択肢の中で、圧倒的な人気となった。生涯1度とされる買い物に際して、知恵を絞る大勢の方の姿が浮かんでくる調査となった。
編集部 宗近 明
楽天リサーチ自主調査レポート:
<この超低金利時代に人気を集める「完全固定金利型」ローン
住宅ローンに関する調査>
http://research.rakuten.co.jp/report/20100921/