悪質な紹介で被害倍増
部屋を借りるときや借金をしたいとき、就職時など保証人を必要とする場面がある。保証人がない人に保証人を紹介して手数料を得る業者を保証人紹介業者と呼ぶ。最近はインターネットを通じで手軽に申し込めるサイトも増えている。
同時に保証人紹介を悪用したビジネスによる被害相談も増加している。2009年には前年比約2倍の相談が国民生活センターに寄せられ、30代、40代の男性からの相談が大半を占める。
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悪質業者の手口
もちろんきちんと保証人を紹介する業者も多いが、中には悪質な手口で手数料などの負債を負わす業者も後を絶たない。報告された悪質なケースでは、保証人が必要な消費者同士を保証人として紹介するというものがあった。また債務を業者が負担するとして名義を貸してくれる人を募り、報酬として名義登録料を請求する仕組みで名義登録者が多額の債務を負わされたケースもある。
国民生活センターは、保証人としての名義登録は絶対にしないこと、トラブルがあったら最寄りの生活センターに相談すること、安易に保証人紹介サイトに登録しないようにと呼びかけている。
月間国民生活 9月号
http://www.kokusen.go.jp/book/data/gko.html