優勝は目前か!?
岐阜県にある株式会社「共立総合研究所」は21日、プロ野球中日ドラゴンズが日本一になった場合の、中部5県への経済波及効果を試算し発表した。
直接効果は129億円
21日夜の試合で、両リーグ通じて1番早くクライマックスシリーズへの進出を決めているドラゴンズ。試算によれば、もし日本一になった場合、百貨店やスーパーなどにおける、優勝セールでの直接消費増加額は55.7億円。
クライマックスシリーズでの入場料やCM料などが31.7億円。日本シリーズで同様の効果が29.6億円。その他に新聞の売上や関連グッズの売上で12.1億円。合計で、直接の消費増加額は129.1億円となる。
これに経済波及効果(生産誘発額)を加味して試算すると、優勝セールが93.3億円。クライマックスシリーズが52.3億円。日本シリーズが49.2億円。その他が20.3億円で、合計215.1億円もの数値となる。
試算の前提は…
ただし、この試算の前提は、ドラゴンズがセリーグ公式戦で1位通過。クライマックスシリーズでは、阪神タイガースと対戦して、3勝2敗で日本シリーズに出場。
パリーグの優勝は埼玉西武ライオンズで、日本シリーズでもフルの4勝3敗でドラゴンズが日本一になること。全試合ナイト・ゲームであること、などとなっている。試算発表の最後を、共立総合研究所は以下のように結ぶ。
先日の松坂屋名古屋駅の閉店セールが大変盛り上がったように人々は消費のきっかけや理由が与えられれば、財布のひもをゆるめる可能性があります。
今回は地元球団の中日ドラゴンズがもたらす明るい話題であることから、さらに中部地方の人々の潜在的な消費マインドに火をつける可能性が高いと言えます。
編集部 宗近 明
共立総合研究所プレスリリース:
「中日ドラゴンズ日本一による中部地方への経済波及効果」(PDF)
http://www.okb-kri.jp/_userdata/pdf/press/20100921.pdf中日ドラゴンズ
http://dragons.jp/