韓国ハンファ建設からの受注
横河電機株式会社の子会社である韓国横河電機が、サウジアラビアの火力発電所 制御システムを韓国のハンファ建設から受注した。
具体的な受注内容は、サウジアラビアのマラフィック社が運用するマラフィック火力発電所の発電機2基のボイラ、タービンおよびその付帯設備向けの制御システム。そして、プラントの緊急停止作業を安全に実行する安全計装システム。診断機能により故障の予兆を捉える統合機器管理ソフトウエアパッケージ。プラント 情報管理システム。発電機の電力パワーは27.5万kW。
納入、エンジニアリング、機器据付、試運転は、韓国横河電機とヨコガワ・ミドルイースト(本社:バーレーン マナーマ)が協力して行う。
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マラフィック社・ハンファ建設
マラフィック社は、2003年にサウジアラビアで最初に設立された民間の公益事業会社。同国の工業団地に電力と水を供給している。韓国横河電機がシステム部分を担当する2基の発電機は、ヤンブー工業団地に建設が予定されている石油燃料の火力発電所。2012年の操業開始を予定している。
中東地域では産業の発展、人口の増加とともに電力需要が高まっている。同地域の火力発電プラントの建設受注は、韓国の企業がリードしている。ハンファ建設は韓国のハンファグループの企業のひとつで、同国有数のエンジニアリング会社。ハンファ建設からの受注は、中東での韓国企業の強さの1つの現れといえる。
横河電機株式会社
http://www.yokogawa.co.jp/cp/press/2010/pr-press-2010-0929-02-ja.htm#a001