富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」の発足
富士通株式会社(以下、富士通)と株式会社東芝(以下、東芝)が10月1日、携帯電話事業を統合し新会社「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」を発足させた。
東芝が携帯電話事業を「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」に譲渡し、富士通が「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」の株式を取得する形での事業統合となった。「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」は富士通傘下となる。富士通の携帯電話事業はこれまで通り、富士通本体で継続する。
両社は今年6月17日付けで携帯電話の事業統合に合意し、7月29日に最終契約を締結し、事業統合に向けて準備を進めてきた。
(イメージ)
新会社概要
会社名 : 富士通東芝モバイルコミュニケーションズ株式会社
資本金 : 4億5,000万円
出資比率 : 富士通株式会社80.1%、株式会社東芝19.9%
代表者 : 大谷信雄(富士通 執行役員常務)
本社所在地 : 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号(富士通 川崎工場内)
従業員数 : 約350名
事業内容 : 携帯電話端末の設計、開発、販売等
富士通はこれまでNTTドコモ向けの携帯電話端末の開発と製造を行ってきた。東芝はKDDI、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル向けに携帯電話端末を提供。東芝は映像技術とスマートフォン関連技術に強みを持つ。今回の事業統合で国内シェアが19%となり、シャープに次いで2位となる。市場が拡大し激化しているスマートフォンにおいては今後1つにまとめ、富士通ブランドで発売するという。
富士通株式会社
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2010/10/1.html株式会社東芝
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2010_10/pr_j0101.htm